与那嶺貞（よなみねさだ）読谷山花織　名古屋帯

この商品について

与那嶺貞（よなみねさだ） 明治42(1909)年～平成15(2003)年
読谷山花織は沖縄読みでは「ゆうたんざはなゆい」と言います。沖縄県北部の読谷村で独自に発展した織物であった事が名称の由来となっており、琉球王朝期に交易していた南方諸国の影響を受けた織物でした。与那嶺貞は読谷山花織の復元・復興のために残された少ない資料を元に研究し、有志の方と共に試行錯誤の末、復興を成しとげられました。単なる復元だけにはとどまらず、素材を綿から絹へと変更し、地機から高機に変更する事によって芸術性と生産性を高めた事がとても評価されています。読谷山花織は藍中心の織物が多く見られますが、与那嶺貞さんは様々な色彩豊かな物が織られて、着る方へ楽しさを伝えたい気持ちがその作品には溢れております。後継の人々に多くのものを残されました。1999年(平成11年)、重要無形文化財（人間国宝）に認定「読谷山花織」。沖縄県内で4人目となる重要無形文化財「読谷山花織」保持者として90歳で認定されるなど、読谷山花織に多大な影響を与えました。